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ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所(じょうりゅうしょ)を訪ねて

2015年5月13日 10:15

2014年後期のNHK連続テレビ小説 「マッサン」 は、NHKの朝ドラでは初の外国人ヒロイン、 シャーロット・ケイト・フォックスさん を迎えたことで話題となり、平均視聴率21.1%と大人気の中、この3月に終了しました。ドラマのタイトル「マッサン」が検索された推移を見ると、ドラマの放送期間中に常に検索数が多い中、番組が始まってすぐと、舞台を北海道・余市に移した中盤~後半に山があることがわかります。

「マッサン」が検索された数の推移

「ニッカ」と「余市」を含む検索ワード数の推移を見ると、1月に大幅に増加し、その後徐々に減りつつも、ドラマ開始前の倍以上となる高い水準を保っています。

「ニッカウヰスキー 余市」関連の検索数の推移

今回は、ドラマのロケ地にもなった 「ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所(じょうりゅうしょ)」 を訪ねてみました。「マッサン」の放送により、この工場の見学者がかなり増え、2014年は前年比65%増の約46万人が訪れました。2015年は過去最高の約60万人を見込んでいるとのこと。

工場の所在地は、札幌市から車で1時間半、電車で1時間ほどの 余市町 。JR余市駅から徒歩2~3分の距離です。余市は、他に 余市ワイン と、宇宙飛行士の 毛利衛さん の出身地として有名です。


余市蒸溜所正門。ヨーロッパの古いお城の門のようです。

乾燥棟(キルン塔)。 ピート で発芽した大麦をいぶして乾燥させ、大麦麦芽(モルト)を作る工程で使用される建物です。この工程により、ウイスキー独特のスモーキーフレーバーがつきます。現在、この建物自体は、イベント時にのみ使用されているとのこと。

蒸溜棟。糖化、発酵を終えたもろみを蒸溜し、アルコール分と香りの成分を抽出します。余市蒸溜所は、伝統的な石炭直火蒸溜にこだわり、強い火力による焦げの香ばしさ、力強い味わいを特徴とする原酒を造っています。石炭直火蒸溜による製法を行っているのは、おそらく世界でもここの蒸溜のみとのこと。並んでいる ポットスチル (単式蒸溜器)には、ひとつひとつ 注連縄 がしめられています。創業者の 竹鶴政孝 の実家である造り酒屋( 竹鶴酒造 )の風習を取り入れ、良い酒ができるようにと願いを込めてしめているというお話でした。

出来立ての原酒は無色透明。ウイスキーらしいコハク色になるには、樽(たる)の中に貯蔵し、熟成させる過程を経なければいけません。貯蔵には、適度な湿度と冷気が必要なため、床は土間、外壁は石造りとなっています。貯蔵されている間、樽の中のウイスキーは少しずつ蒸発し、20年ほどで2分の1程度になってしまいます。この減り分は、「 天使の分け前エンジェルシェア )」と呼ばれます。貯蔵されるウイスキーが増えるごとに貯蔵庫も増え、現在、26棟の貯蔵庫があるそうです。

敷地内に、余市町郊外にあった旧竹鶴邸が移築、復元されています。一般の訪問者が見学できるのは玄関ホールと庭園のみ。一見、洋風の建物ですが、石灯籠が置かれるなど、和洋折衷の造りになっています。

ウイスキー博物館に収蔵されている、ニッカの第1号ウイスキー。ニッカウヰスキーの前身、 「大日本果汁株式会社」 が設立されたのは1934年でした。ウイスキーは、蒸溜した原酒を長期間、貯蔵し熟成を待たなければいけません。その間、りんごジュースを作って、ウイスキー作りを支えていました。赤字に耐えながら、1940年、この第1号ウイスキー「ニッカウヰスキー」を出荷したのです。「ニッカ」の名称は、「大日本果汁」を略して付けられました。

試飲会場では、2種類のウイスキーが楽しめました。1つは、ピートの香るシングルモルト 「余市10年」 。もう1つは、優雅に円熟したブレンデッドウイスキー 「鶴17年」 。工場見学を終えて飲むと、また一段と味わい深く感じます。


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